
2025.03.02 更新
外壁のひび割れを防ぐ!原因と対策・補修費用を解説
外壁にひび割れを発見すると、不安になりますよね。 小さなひび割れでも、放置すると大きな問題に発展する可能性があります。 今回は、外壁のひび割れの原因や種類、そして適切な対処法を分かりやすくご紹介します。 外壁ひび割れ原因と種類を徹底解説 ひび割れの原因となる外力と経年劣化 外壁のひび割れは、様々な要因が複雑に絡み合って発生します。 主な原因として、地震などの揺れによる外力や、経年劣化による材料の劣化が挙げられます。 経年劣化は、紫外線や雨風による影響、建物の乾燥収縮などが原因となり、徐々にひび割れを発生させます。 特に、モルタルやコンクリートなどの外壁材は、水分量の変動によって伸縮を繰り返し、ひび割れを起こしやすくなります。 また、建物の基礎部分の沈下や傾斜も、外壁に歪みを与え、ひび割れにつながる場合があります。 代表的なひび割れの種類と特徴 ひび割れには、その形状や原因によって様々な種類があります。 代表的なものとして、ヘアークラック、構造クラック、乾燥クラック、縁切れクラックなどが挙げられます。 ヘアークラックは、髪の毛ほどの細さの小さなひび割れで、主にコンクリートやモルタルの表面に発生します。 乾燥収縮や紫外線による劣化が原因となる場合が多く、通常は緊急性の高いものではありません。 構造クラックは、幅が0.3mm以上、深さが5mm以上の比較的大きなひび割れで、建物の構造的な問題が原因で発生します。 地震や建物の老朽化、施工不良などが原因として考えられ、放置すると建物の強度低下や倒壊につながる危険性があるため、早急な対処が必要です。 乾燥クラックは、外壁材の乾燥収縮によって発生する幅の狭いひび割れです。 コンクリートやモルタルの施工後、十分な乾燥が行われないまま水分が蒸発することで発生することがあります。 縁切れクラックは、湿式工法による塗装作業において、一度塗り作業を中断し、乾燥状態の異なる塗膜を繋ぎ合わせた際に発生するひび割れです。 塗膜の乾燥速度に差が生じることで、塗膜の剥がれやひび割れにつながります。 ひび割れを発見したらどうすれば良いか?大きさによる対処法の違い ひび割れを発見したら、まずその大きさや形状をよく観察することが重要です。 幅が0.3mm以下のヘアークラックであれば、すぐに専門業者に依頼する必要はありませんが、定期的に状況を確認し、ひび割れが拡大していないか注意深く観察する必要があります。 一方、幅が0.3mm以上のひび割れ、特に構造クラックが疑われる場合は、早急に専門業者に点検・補修を依頼しましょう。 外壁ひび割れを予防するための対策 定期的な点検とメンテナンスの重要性 外壁のひび割れを予防するためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。 少なくとも年に一度は、外壁全体を注意深く観察し、ひび割れやその他の劣化がないか確認しましょう。 特に雨漏りのリスクが高い部分や、地震などの影響を受けやすい部分は、重点的に点検することが重要です。 専門業者による点検・メンテナンスを定期的に行うことで、早期発見・早期対処が可能となり、大規模な修繕費用を抑えることができます。 適切な施工と材料選びのポイント 外壁のひび割れを予防するためには、適切な施工と材料選びも重要です。 また、外壁材や塗料の選定にあたっては、耐久性や耐候性に優れた材料を選ぶことが重要です。 特に、地震が多い地域では、耐震性も考慮した材料を選ぶ必要があります。 地震や自然災害への備え 地震などの自然災害は、外壁に大きなダメージを与え、ひび割れを発生させる可能性があります。 地震対策として、建物の耐震性を高めることが重要です。 また、台風や豪雨などによる雨漏り対策として、排水溝の清掃や雨どいなどの点検・整備を行うことが重要です。 まとめ 外壁のひび割れは、乾燥、経年劣化、地震などの揺れ、材料の相性、施工不良など様々な原因で発生します。 定期的な点検とメンテナンス、適切な施工と材料選び、地震や自然災害への備えなどを通して、ひび割れの発生を予防することが大切です。 ひび割れを発見した際は、その大きさや状況を把握し、適切な対処を行うことで、建物の安全と美観を保ちましょう。
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