外壁塗装の色選びシミュレーション完全ガイド|失敗しない使い方とプロが教える落とし穴
2026.07.12 (Sun) 更新
「外壁塗装の見積もりは取った。」
「でも、色だけがどうしても決まらない。」
そんなお声を、弊社の現場でも毎月のようにいただきます。塗装業者から渡されるカタログの色見本は、せいぜい1cm×4cmから3cm×7cm程度の大きさしかありません。これだけで、家全体の仕上がりをイメージするのはほぼ不可能です。
そこで便利なのが、無料で使える外壁塗装のカラーシミュレーションです。塗料メーカー各社が公式サイトで提供しており、自宅にいながら塗装後の家のイメージを画面上で確認できます。
本記事では、北九州市・古賀市・福津市で累計4,866棟以上の施工実績を持つアイルペイントが、シミュレーションの正しい使い方と「シミュレーションだけで色を決めると失敗する3つの落とし穴」をプロ視点でお伝えします。
本記事を最後まで読めば、以下のことが分かります。
- 無料で使えるカラーシミュレーション5選とそれぞれの選び方
- 自分の家の写真でシミュレーションする3つの方法
- 面積効果・経年変化・近隣調和という3つの落とし穴
- 失敗しない色選びの5つのチェックポイント
- 北九州エリアで実際に選ばれている色傾向
これから20年付き合う家の色を、画面の中の小さな見本だけで決めてしまうのはあまりに惜しい選択です。シミュレーションは強力なツールですが、それだけでは見えない部分が必ずあります。
ぜひ最後までお読みください。
外壁塗装の色選びでカラーシミュレーションが必要な3つの理由
外壁の色は、家の印象を10年〜20年にわたって決定づける重要な選択です。一度塗ったら、次の塗り替えまで気軽に変えることはできません。
それにもかかわらず、塗装業者から手渡されるカタログの色見本はわずか数センチ角。これだけで「20年付き合う色」を決めるのは、リスクのある選択と言えます。
そこで活躍するのがカラーシミュレーションです。本章では、シミュレーションを使うべき3つの理由を解説します。
- 完成後のイメージを事前に視覚化できる
- 配偶者・家族と画面を見ながら合意形成しやすい
- 業者との打ち合わせ・見積もりがスムーズになる
それぞれ順に見ていきましょう。
完成後のイメージを事前に視覚化できる
カタログに掲載されている色見本のサイズは、業界の標準で「1cm×4cm」「2.5cm×7cm」「3cm×7cm」程度です。
これに対し、一般的な戸建住宅(延床120㎡前後)の外壁面積は、おおむね150〜170㎡。色見本と実際の壁では、面積比で数千倍から1万倍ほどの差があります。
これだけの差があれば、完成後のイメージにギャップが生まれるのは当然です。カラーシミュレーションを使えば、家の正面写真や近い形状のサンプル画像に色を当てて、外壁全体に塗ったときのイメージを画面で確認できます。「思っていたよりも明るすぎる」「もっと落ち着いた印象にしたい」といった気付きを、契約前に得られる点が大きなメリットです。
配偶者・家族と画面を見ながら合意形成しやすい
色の好みは個人差が大きく、ご夫婦で意見が分かれるケースは少なくありません。
「ベージュがいい」「いや、もう少し白っぽいほうがいい」という言葉だけのやり取りでは、お互いがイメージしている色がずれていることに気付きにくいものです。同じ「ベージュ」でも、人によって思い浮かべる色には数十色ぶんの幅があります。
シミュレーション画像を一緒に眺めれば、「これとこれ、どっちが好み?」という具体的な比較ができます。視覚情報を共有することで、議論が建設的に進みやすくなります。
弊社の現場でも、夫婦で来店予約をいただき、画面を見ながら一緒に色を絞り込むご家族が増えています。「言葉で話し合うより、画面を見ながら決めるほうが早く合意できた」というお声もいただきます。
業者との打ち合わせ・見積もりがスムーズになる
色のイメージを言葉だけで業者に伝えるのは難しいものです。
「白系でお願いします」と伝えても、純白からアイボリー、グレーがかったオフホワイトまで、白系だけで数十種類の選択肢があります。業者側も提案を絞り込めず、打ち合わせが何度も必要になり、決定までに数週間以上かかってしまうことも珍しくありません。
シミュレーション画像を見せれば、「この方向性で、もう少し落ち着いたトーンに」「この組み合わせを基準に、屋根色だけ調整したい」といった具体的な要望が伝わります。結果として、見積もり提案や塗料の選定もスムーズに進みます。



無料で使える外壁塗装カラーシミュレーション5選【プロが精度を比較】
無料で使える主要な外壁塗装カラーシミュレーションを、現場のプロ視点で比較しました。
| ツール名 | 提供元 | 特徴 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|---|
| PERFECT Color Design | 日本ペイント | カラーコーディネーター監修、配色提案が豊富 | 色選びの第一歩を踏み出したい方 |
| 住宅塗り替えシミュレーション | エスケー化研 | サンプル住宅が豊富、部位別に細かく設定可能 | 部位ごとの組み合わせを試したい方 |
| スマートカラー~塗り替えコーディネート~ | 関西ペイント | スタイル別の配色提案、608色対応 | デザインの方向性から決めたい方 |
| 各塗装ポータルの外壁シミュレーター | 大手塗装比較サイト | 自分の家の写真をアップして試せる | 自宅写真でリアルに試したい方 |
| 塗装会社のシミュレーション付き相談 | 各塗装店 | 業者所有の専用ソフトで高精度の提案 | 本格的に検討段階に入った方 |
各ツールの長所・短所を順にご紹介します。
日本ペイント「PERFECT Color Design」
塗料メーカー最大手の日本ペイントが、2023年4月に公開した戸建住宅向けカラー提案サイトです。
カラーコーディネーター監修のもと、「多数のカラーパレットからどのように色を選べばいいのかわからない」という施主の声に応えるかたちで設計されています。漠然と「外壁の色を考え始めた」という段階の方が、配色の方向性を掴むのにもっとも入りやすいツールと言えるでしょう。
なお日本ペイントは、自分の家の写真でシミュレーションできるスマホアプリ「Nippon Paint Colour Creations」も無料で提供しています。iOS/Androidの両方に対応していますので、PC環境がない方はこちらもご検討ください。
エスケー化研「住宅塗り替えシミュレーション」
エスケー化研は、プロの塗装店が現場で使う塗料メーカーとして全国的に知られています。アイルペイントでも、主力プランの一つである「プレミアムシリコン」はエスケー化研製を採用しています。
同社のシミュレーションは、戸建住宅・集合住宅・工場までサンプルが豊富にそろっているのが特徴です。外壁・屋根・玄関ドア・雨樋・破風・サッシなど部位ごとに色をカスタマイズできるため、家全体のバランスを細かく確認したい方におすすめです。
操作はクリック中心で直感的。アプリのダウンロードや会員登録は不要で、ブラウザ上で完結します。
関西ペイント「スマートカラー~塗り替えコーディネート~」
関西ペイントの公式シミュレーションは、配色のスタイル提案が特徴です。
ナチュラル・モダン・南欧スタイル・和風など、好みの建築スタイルから選択する流れで進みます。各スタイルにはおすすめのコーディネートが用意されており、「自分の家がどんな雰囲気に向くか」のヒントを得ながら使えるのが魅力です。
関西ペイントの標準色に加え、日本塗料工業会の色見本約600色からも選べるため、色のバリエーションを広く試したい方に向いています。
大手塗装ポータルの「外壁シミュレーター」
塗装業者の比較サイト(外壁塗装の窓口、ヌリカエなど)が提供するシミュレーターには、自分の家の写真をアップロードして色を当てるタイプがあります。
サンプル住宅ではなく、ご自宅で試したい方に向いています。ただし写真のアングルや明るさで仕上がりイメージが大きく左右されるため、撮影のコツが必要です。撮影方法については後ほど詳しく解説します。
塗装会社のシミュレーション付き相談
塗装業者の中には、現場用の専用ソフトでシミュレーションを提供している会社もあります。
塗料の色データと実際の質感、光の反射特性まで結びつけたソフトを使うため、無料のWebツールよりも仕上がりイメージの精度が高くなる傾向があります。多くの場合、無料診断・無料見積もりとセットで提供されています。
業者選びの段階で「カラーシミュレーションは可能ですか」「実色見本の提供はありますか」と確認するのは、信頼できる業者を見極める判断材料の一つです。
【プロの本音】どのツールを使えばいいか?選び方の指針
「結局どれを使えばいいのか分からない」とお感じになる方も多いと思います。
弊社の現場経験から、おすすめの使い方は以下の通りです。
- 第1段階(方向性探索)
塗料メーカー公式の2〜3社(日本ペイント、エスケー化研、関西ペイント)を試し、好みの色傾向を掴む - 第2段階(具体化)
自分の家の写真を使えるツールやアプリで、ご自宅でのイメージに近づける - 第3段階(最終決定)
実色見本(A4以上)を取り寄せて、現地で確認する
シミュレーションは「色の方向性を絞り込むツール」として使い、最終決定は別の方法で行う -この使い分けが、失敗しない色選びの王道です。
アイルペイントでは無料診断と合わせて、色のご相談もお受けしております。複数のツールを試した結果をお持ち込みいただくのも歓迎です。
自分の家の写真で外壁塗装シミュレーションをする3つの方法
「自分の家の写真でシミュレーションしたい」という方には、3つの方法があります。
- 方法1:塗料メーカー公式の写真アップ機能を使う
- 方法2:スマホアプリで簡易シミュレーション
- 方法3:塗装業者にプロ用シミュレーションを依頼する
それぞれのメリット・デメリットを順にご紹介します。
方法1|塗料メーカー公式の写真アップ機能で試す
塗料メーカーのシミュレーションサイト・アプリには、自分の家の写真をアップロードして色を当てる機能を備えるものもあります。日本ペイントの「Nippon Paint Colour Creations」は代表例で、iOS/Androidの両方で無料利用が可能です。
無料で本格的に試せる方法ですが、写真の撮り方次第で仕上がりイメージが大きく変わります。撮影のコツは以下の通りです。
| 撮影ポイント | 理由 |
|---|---|
| 曇りの日に撮影する | 晴天時は影が強く出すぎて、色の判断がしにくい |
| 家の正面から撮る | 斜めから撮ると壁が歪んで見える |
| 家全体が画面に収まる距離で撮る | 部分撮影だと全体バランスが分からない |
| 手前に車や植栽が映らないようにする | 壁面が大きく見える構図が理想 |
| 電線・電柱はできるだけ避ける | シミュレーション時に色が乗ってしまうため |
| カメラを地面と水平に構える | 見上げ・見下ろし構図は壁の形が歪む |
撮影した写真をアップし、ガイドに従って壁面を指定すれば、色を当てた画像が出力されます。
方法2|スマホアプリで簡易シミュレーション
スマホのカメラ機能と連動した外壁シミュレーションアプリも、複数リリースされています。
その場で家を撮影して、そのまま色を当てられる手軽さが魅力です。お子さまやお孫さまも参加して、家族で色選びを楽しめます。
ただし、画面が小さい分、細かい色の違いは判断しづらくなります。スマホの画面とPCモニターでは色の表示も異なるため、最終決定の前段階、家族の好みを探る段階で使うのがおすすめです。
方法3|塗装業者のプロ用シミュレーションを依頼する
業者所有の現場用ソフトは、塗料の色データと実際の質感・反射特性まで結びつけているため、無料ツールよりも仕上がりイメージの精度が高くなる傾向があります。
多くの場合、無料診断・無料見積もりとセットで提供されています。ご相談の流れは概ね以下の通りです。
- 業者が現地で家の写真を撮影
- 専用ソフトで複数の色パターンを作成
- お客様に画像を提示し、好みを絞り込む
- 絞り込んだ色について実色見本を用意し、現地で再確認
アイルペイントでも、無料診断と合わせて色のご相談に対応しております。お気軽にご相談ください。
シミュレーションだけで色を決めると失敗する3つの理由
ここまでカラーシミュレーションの活用法をご紹介してきましたが、実はシミュレーションだけで色を決めてしまうと、完成後に「思ったのと違う」となるケースが少なくありません。
弊社の現場経験から、シミュレーションには以下の3つの限界があります。
| 落とし穴 | 概要 |
|---|---|
| 面積効果 | 小さい画面と実物大の壁では色の見え方が変わる現象 |
| 経年変化 | 塗装直後と数年後では色の見え方が異なる |
| 近隣調和 | 画面上では街並みとの相性まで判断できない |
それぞれ詳しく解説します。
落とし穴1|面積効果:小さい色見本と実物大の壁で色の見え方が変わる
色彩学には「面積効果」という有名な現象があります。
これは、同じ色でも面積が大きくなるほど、明るい色はより明るく・鮮やかに見え、暗い色はより暗く・くすんで見えるというものです。人間の目が起こす「錯覚」の一種で、色彩の専門教育でも基本中の基本として扱われる現象です。
たとえば、PC画面で「落ち着いたベージュ」と感じた色でも、実物大の壁に塗ると「想像より白っぽくて軽い印象」になることがあります。逆に「ちょっと地味かな」と感じたグレーが、外壁全体に塗ると「重厚で引き締まった印象」に変わるケースもあります。
シミュレーション画面はせいぜい数十センチ四方ですが、実際の壁は150〜170㎡。この差が、完成後の印象を大きく左右します。
面積効果への対策は、業界では古くから知られています。
- 明るい色を選ぶ場合は、ワントーン暗めの色をシミュレーションする
- 暗い色を選ぶ場合は、ワントーン明るめの色をシミュレーションする
この調整を加えるだけで、「思ったのと違う」のリスクを大きく減らせます。
落とし穴2|経年変化:塗装直後と3年後・10年後で色の印象が変わる
シミュレーションで表現できるのは、あくまで「塗装直後」の色です。
しかし、外壁の色は経年で必ず変化します。主な原因は以下の3つです。
- 紫外線による退色:特に濃色系・原色系で目立ちやすい
- 大気中の汚れの付着:交通量の多い道路沿いや工業地帯近郊で顕著
- チョーキング(塗膜が劣化して白い粉が手につく現象):塗料の耐用年数に近づくと発生
弊社の累計4,866棟の施工経験から見えてくる傾向として、濃いネイビーやブラウン系は退色がやや目立ちやすく、明度が中程度のベージュやグレージュ系は経年変化が比較的緩やかです。
特に北九州エリアは、沿岸部の塩害、工業地帯由来の汚れ、梅雨〜台風の多雨など、外壁にとっては厳しい環境です。「塗装直後のシミュレーション画像」と「10年後の実物」の差を意識した色選びが、長く満足できる仕上がりにつながります。
塗料のグレードも経年変化に大きく関わります。シリコン塗料(耐用年数10年前後)とラジカル塗料(12〜15年)、無機塗料(20年前後)では、退色の進み方も汚れ方も大きく異なります。
落とし穴3|近隣調和:画面では街並みとの相性まで判断できない
シミュレーションは、基本的にご自宅単体しか映しません。
しかし、実際にご家族や近所の方の目に入るのは「ご自宅+周辺の家並み」です。隣家の色、向かいの家の屋根、街路樹の緑、電柱や標識、生垣 -これらと調和しているかどうかが、住み心地の満足度に影響します。
たとえば、周囲が落ち着いたベージュ系で統一されている住宅地に、一軒だけ濃いネイビーの家が建つと、本人が気に入っていてもご近所で浮いてしまう恐れがあります。逆に、新興住宅地でモダンな色合いが多いエリアに、和風の渋い色を選ぶと、家全体が古びて見えてしまうこともあります。
弊社が施工に伺うのは、北九州市・古賀市・福津市の住宅地が中心です。古くからの住宅地と新興住宅地では、街並みの色傾向に違いがあります。シミュレーションだけでは見えてこない、地域の景観との相性を考えることも大切なポイントです。
失敗しない外壁の色選び|5つのチェックポイント
シミュレーションの限界を補い、失敗しない色選びをするための5つのチェックポイントをご紹介します。
①A4以上の実色見本を業者から取り寄せる
②現地(自宅の壁)で実色見本を当てて確認する
③朝・昼・夕方で色の見え方を比較する
④配偶者・家族と合意形成のフレームを使う
⑤近隣の家との調和を地元のプロに相談する
順に詳しく解説します。
チェック1|A4以上の実色見本を業者から取り寄せる
カタログに付いている小さな色見本は、面積効果の影響を強く受けます。
色の判断には、できればA4サイズ以上、可能ならA3サイズの実色見本を使うのがおすすめです。
優良な塗装業者であれば、塗料メーカーの正規ルートからA4以上の実色見本を取り寄せて、無料で提供してくれます。さらに精度を高めたい場合は「塗り板」という、実際に使う塗料を専用の板に塗ったサンプルがあります。塗料の艶感や質感まで確認できる、もっとも精度の高い方法です。塗り板は有料の場合もありますが、人生で1〜2回の高額工事ですので、迷っている方はぜひ取り寄せをご検討ください。
業者選びの段階で「実色見本の提供は可能ですか」「塗り板も依頼できますか」と聞いてみることをおすすめします。
チェック2|現地(自宅の壁)で実色見本を当てて確認する
実色見本を取り寄せたら、必ずご自宅の外壁に当てて確認しましょう。
ショールームや業者の事務所で見るのと、実際の自宅の壁で見るのとでは、印象が大きく変わります。光の入り方、隣家との位置関係、植栽の緑、屋根の色、サッシの色、これらすべてが、外壁の色の見え方に影響するためです。
特に屋根の色との相性は重要です。屋根を塗り替えない場合は、既存の屋根色との組み合わせを念入りに確認しましょう。
弊社では、お客様のご自宅へ伺っての色合わせも行っております。
チェック3|朝・昼・夕方で色の見え方を比較する
太陽光の色温度は、時間帯によって大きく変化します。
| 時間帯 | 光の特徴 | 外壁の見え方 |
|---|---|---|
| 朝(6〜9時) | 青みのある光 | やや寒色寄りに見える |
| 昼(11〜14時) | 白く明るい光 | 色見本に最も近い見え方 |
| 夕方(16〜18時) | オレンジがかった光 | 暖色寄りに見える、暗めに沈む |
| 曇天時 | 拡散光 | 全体的に落ち着いた印象 |
同じ色でも、時間帯や天気によって印象が変わるのです。
実色見本を壁に当てる際は、朝・昼・夕方の最低3つの時間帯で確認するのが理想です。「朝はちょうどよい印象だったのに、夕方になると暗く見える」というケースは弊社の現場でも多く経験しています。
また、必ず屋外で確認することも大切です。室内の照明と屋外の自然光では、色の見え方がまったく異なります。
チェック4|配偶者・家族と合意形成のフレームを使う
色選びで意見が分かれるご夫婦は珍しくありません。
弊社の現場でも、「夫は落ち着いた濃色派、妻は明るい色派」「親世代と子世代で意見が違う」といったご相談を多くいただきます。
意見が割れたときに有効なのは、「個人の好みではなく、共通の判断軸で話す」というアプローチです。たとえば以下のような切り口です。
- これから20年付き合う色として、飽きが来ないのはどちらか
- ご近所での印象として、どちらが望ましいか
- お子さまやお孫さまが遊びに来たときに、誇らしく見せられるのはどちらか
- 屋根・サッシ・玄関ドアの既存色と調和するのはどちらか
- 10年後、家を売却するときに価値が落ちにくいのはどちらか
好みのぶつかり合いから、共通の価値基準へ視点を変えることで、合意がしやすくなります。
なお、最終決定は決して急がないことも大切です。色を決めてから1〜2週間ほど寝かせる時間を作り、その間にもう一度実色見本を見ると、冷静な判断ができます。
チェック5|近隣の家との調和を地元のプロに相談する
街並みとの調和は、画面上だけでは判断しきれません。
地元で長年営業している塗装店であれば、地域の景観や流行の色傾向を熟知しています。「うちのエリアでは、最近どんな色が選ばれていますか」「うちの近所では浮かない色合いはどんなものでしょうか」と聞いてみると、貴重なヒントが得られるでしょう。
なお、北九州市内には景観法に基づく景観計画区域(門司港レトロ地区など)もあります。エリアによっては色彩規制がかかる場合もありますので、念のため地元の業者に確認するのが安心です。
アイルペイントは、北九州市・古賀市・福津市・宗像市を中心に、累計4,866棟以上の施工に携わってきました。地域の景観と相性のよい色選びについても、ぜひお気軽にご相談ください。
【北九州エリア】実際に選ばれている外壁色の傾向
アイルペイントは北九州市・古賀市・福津市・宗像市で累計4,866棟以上の施工実績があります。
この経験から見える、北九州エリアでの色選びの傾向をお伝えします。
| エリア特性 | 色選びのポイント |
|---|---|
| 沿岸部(若松区・遠賀郡芦屋町の沿岸エリアなど) | 塩害環境での汚れが目立ちにくい中明度の色 |
| 内陸住宅地(八幡西区・小倉南区など) | 街並みに馴染むベージュ・グレー系 |
| 工業地帯近郊(八幡・戸畑エリアなど) | 大気由来の汚れに強い自浄機能つき塗料との組み合わせ |
それぞれの地域特性と、長持ちする色選びのコツをご紹介します。
北九州エリアで人気の外壁色トップ層
弊社の施工現場で、近年多くお選びいただいている色傾向は、以下の通りです。
- ベージュ・アイボリー系:飽きが来にくく、街並みに馴染みやすい王道。ファミリー層に根強い人気
- グレー・グレージュ系:モダンな印象で、汚れも目立ちにくい。築浅〜中堅戸建でも増加中
- ホワイト・オフホワイト系:清潔感と高級感を兼ねる。ただし汚れが目立ちやすいため塗料グレードで補う
- ツートン配色:1階と2階、または上下で色を分ける配色。モダン志向で増加中
特にツートン配色は、ここ数年で選ばれる方が増えています。家の印象をモダンに見せたいご家庭、外観で個性を出したいご家庭に人気の選択肢です。1階を濃色・2階を淡色にすると重心が下がり安定感が出るパターンが、北九州エリアでも多く採用されています。
沿岸エリア|塩害環境で長持ちする色選び
若松区や遠賀郡芦屋町の沿岸エリアでは、塩分を含んだ海風による外壁劣化が早く進む傾向があります。
塩分が外壁表面に付着すると、塗膜への負担が増えるだけでなく、白く粉を吹いたような汚れが目立ちます。沿岸エリアでは、汚れが付着しても目立ちにくい中明度のベージュ系・グレージュ系を選ばれる方が多いのはこのためです。
塗料の耐久性も重要なポイントです。アイルペイントが認定施工店を務める「KFワールドセラ」シリーズの無機塗料は、高耐久で塩害にもっとも強い塗料です。実はフッ素塗料は塩害に弱い為、沿岸エリアの戸建では、フッ素塗料よりもシリコン塗料や無機塗料をおすすめいたします。
工業地帯近郊|大気由来の汚れに強い色と塗料選び
八幡・戸畑エリアの工業地帯近郊では、大気中の汚れが外壁に付着しやすい傾向があります。
このエリアでは、汚れが目立ちにくい色選びに加えて、塗料の選定も重要です。汚れを雨で洗い流す「自浄機能」(親水機能)を持つ無機塗料との組み合わせが、長くきれいな外観を保つコツです。
白系やパステル系の明るい色を選ばれる場合は、特に塗料グレードに気を使うことをおすすめします。
街並みに馴染ませるか、際立たせるかの判断軸
最後に、地域の景観との付き合い方についてお伝えします。
新興住宅地や建売住宅エリアでは、隣家との色味の差が出にくいベージュ系・グレー系が多く選ばれています。古くからの住宅地では、和瓦の屋根や植栽との調和を意識した、落ち着いた色合いが好まれる傾向があります。
「街並みに馴染ませる」「我が家らしさを際立たせる」のどちらを優先するかは、ご家族の価値観で決めて構いません。ただし、極端に浮く色は近所付き合いに影響するケースもあるため、判断に迷われた際は、地元の塗装店にご相談ください。
アイルペイントの「失敗しないカラー決定フロー」
ここまでの内容を踏まえ、アイルペイントでは色選びにお悩みのお客様に対し、以下のような流れでサポートいたします。
- ステップ1:無料診断(ホワイトな診断・ドローン診断)
- ステップ2:ご契約後、シミュレーション画像のご提案
- ステップ3:A4以上の実色見本のご提供
- ステップ4:現地での実色見本確認・ご家族同席相談
- ステップ5:最終決定後、施工
それぞれのステップで、私たちがどのようにサポートしているかをご説明します。
ステップ1|無料診断(ホワイトな診断・ドローン診断)
まずは現地で外壁・屋根の状態を診断します。
アイルペイントは、屋根に登らず安全にドローンで診断する「ホワイトな診断」を推進する業者で、悪徳業者の撲滅を目指しています。
屋根に登らないため、お客様も診断映像を一緒にご確認いただけます。劣化箇所をご自身の目で確かめられる、透明性のある診断方法です。
ステップ2|ご契約後、ミュレーション画像のご提案
診断結果を踏まえ、お客様のご希望をうかがった上で、複数の色候補をシミュレーション画像でご提案します。
「家全体を落ち着いた印象に」「モダンな雰囲気にしたい」「玄関だけ印象的に」などのご要望をお聞きし、3〜5パターンの配色案を画像でお見せします。
ステップ3|A4以上の実色見本のご提供
候補が絞り込めたら、塗料メーカーの正規ルートからA4以上の実色見本をお取り寄せいたします。
カタログのチップサイズと比べて、A4サイズの色見本は約100倍以上の面積。面積効果による「思ったのと違う」を大きく減らせます。
ステップ4|現地での実色見本確認・ご家族同席相談
ご都合のよい日時に、ご自宅で実色見本を当てての色合わせを行います。
ご家族にも同席いただき、朝・昼・夕方の中からご都合のよい時間帯で確認するのがおすすめです。意見が分かれた際の合意形成のサポートもいたします。
ステップ5|最終決定後、施工
色が決まりましたら、施工に進みます。
施工は1級塗装技能士+2級建築士のダブルライセンスを持つ代表が責任を持って担当します。最長15年の自社+メーカーW保証で、施工後も長くサポートいたします。
まとめ|カラーシミュレーション+プロの目で20年後悔しない色選びを
外壁塗装の色選びについて、本記事の要点を整理します。
- カラーシミュレーションは色選びの強い味方。ただし、シミュレーションだけで決めると失敗するケースがある
- 面積効果・経年変化・近隣調和の3つの落とし穴を理解しておくことが大切
- A4以上の実色見本を取り寄せ、現地で朝・昼・夕方に当てて確認するのが大事
- 配偶者・家族と意見が分かれたときは、「20年付き合える色か」など共通の判断軸で話し合う
- 街並みとの相性は、地域の景観を熟知した地元の塗装店にご相談を
外壁の色は、ご家族の暮らしを10年〜20年彩る大切な選択です。シミュレーションを上手に活用しつつ、最終判断はプロの目と実色見本で確かめる、この組み合わせが、後悔しない色選びの近道です。
アイルペイントでは、無料の現地診断・カラー相談を承っております。お電話でのお問い合わせ(0800-600-1005/9:00〜18:00/日曜定休)も歓迎です。
北九州市・古賀市・福津市・宗像市で外壁塗装をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。




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