
2024.12.02 更新
外壁塗装でクリア塗装を選ぶ際には慎重に!クリア塗装のメリット・デメリットを解説
外壁塗装を検討している方は、おしゃれで個性的な家を維持したいと思っているかもしれません。 既存の外壁のデザインを活かしながら、塗装で外壁のメンテナンスを行いたいと考えているのではないでしょうか。 今回は、クリア塗装のメリット・デメリットと、クリア塗装が適さない場合について解説します。 外壁塗装にクリア塗装を選ぶメリットとは? クリア塗装は、既存の外壁のデザインを活かしたまま、保護やツヤ出しなどのコーティング効果が得られる塗装方法です。 クリア塗装を選ぶメリットはたくさんあります。 1:既存の色や模様を残せる クリア塗装は、塗料に色がついていないため、既存の外壁の色や模様をそのまま残せます。 例えば、石目調やタイル調のサイディング、木目調の外壁など、個性的なデザインを損なうことなく、塗装による保護効果を得られます。 2:少ない塗装回数で済む クリア塗装は、既存の外壁の色を塗り替える必要がないため、通常の塗装よりも少ない塗装回数で済む場合があります。 これは、塗装にかかる費用を抑え、工期を短縮できるメリットにつながります。 3:つやのある光沢を出せる クリア塗装は、塗料に含まれる樹脂によって、外壁に光沢を出せます。 つやのある仕上がりは、建物の印象を明るく、高級感あふれるものにする効果があります。 4:チョーキングが発生しない チョーキングとは、外壁の塗膜が劣化し、粉状になって剥がれ落ちる現象です。 クリア塗装は、通常の塗装よりもチョーキングが発生しにくいと言われています。 これは、クリア塗装が塗膜の表面を保護し、紫外線や雨風による劣化を防ぐ効果があるためです。 クリア塗装のデメリットと適さない外壁 クリア塗装は、すべての外壁に適しているわけではありません。 クリア塗装を行う前に、自邸の状況やクリア塗装の適性をよく確認することが重要です。 1:汚れや傷が激しい外壁には適さない クリア塗装は、塗料が透明なため、既存の外壁の汚れや傷が目立ちやすくなります。 汚れや傷が激しい外壁にクリア塗装を施すと、かえって見た目が悪くなってしまう可能性があります。 2:劣化しづらい外壁には効果が低い クリア塗装は、既存の外壁を保護するための塗装方法です。 そのため、すでに劣化しづらい外壁にクリア塗装を施しても、大きな効果は期待できません。 3:クリア塗料を弾く外壁には使用できない 光触媒機能や親水性機能を持つ塗料で塗装された外壁は、クリア塗料を弾いてしまい、剥がれなどの施工不良の原因となる場合があります。 また、金属系サイディングなど、表面がツルツルしている外壁にも、クリア塗装は適していません。 まとめ クリア塗装は、既存の外壁のデザインを活かしたまま、保護やツヤ出しなどのコーティング効果が得られる塗装方法です。 しかし、クリア塗 装はすべての外壁に適しているわけではなく、汚れや傷が激しい外壁、劣化しづらい外壁、クリア塗料を弾く外壁などには適していません。 クリア塗装を行う前に、自邸の状況やクリア塗装の適性をよく確認することが大切です。
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