下地補修を種類別に徹底比較!最適な方法選びの判断ポイントとは
2025.09.02 (Tue) 更新
建物の老朽化は、見た目だけでなく、建物の構造的な安全にも影響を与えます。
放置すると、雨漏りや外壁の崩落といった深刻な事態に発展する可能性も。
適切な補修は、建物の寿命を延ばし、安全性を確保する上で欠かせません。
では、どのような補修方法があるのでしょうか?
そして、本当に信頼できる会社を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか?
そこで、この記事では、建物の下地補修について、具体的な方法と会社選びのポイントをご紹介します。
最適な下地補修の種類
フィーラー刷り込みの特徴
ひび割れ幅が0.3mm以下の、ごく浅いひび割れに適した方法です。
フィラーという充填材をハケやパテで丁寧に塗り込み、ひび割れを埋めます。
作業は比較的簡単で、費用も抑えられますが、ひび割れが深い場合や、ひび割れに幅がある場合は効果が限定的です。
乾燥後は仕上げ塗装が必要です。
エポキシ樹脂注入の特徴
ひび割れ幅が0.3~1mm程度のひび割れに有効です。
エポキシ樹脂を低圧で注入することで、ひび割れの内部から充填し、強度を高めます。
フィーラー刷り込みよりも耐久性があり、ひび割れの再発防止に効果的です。
ただし、作業に専門的な知識と技術が必要であり、費用も高くなる傾向があります。
Uカットシーリングの特徴
ひび割れ幅が1mm以上の、比較的大きなひび割れに用いられる方法です。
ひび割れ部分をU字型に切り込み、シーリング材を充填します。
柔軟性のあるシーリング材を使用することで、ひび割れの再発を防ぎます。
ひび割れが大きい場合でも対応できますが、作業に時間がかかり、費用も高くなる可能性があります。
モルタル補修の特徴
外壁材が大きく脱落し、鉄筋が露出しているような、深刻な損傷に適用されます。
損傷部分を撤去し、鉄筋のサビを除去・処理した後、モルタルを充填して補修します。
大規模な補修となるため、費用と時間がかかりますが、建物の強度を回復させる上で重要な方法です。
下地補修会社の選び方
信頼できる会社を見つける方法
下地補修の実績が豊富で、丁寧な作業と高品質な仕上がりで評価の高い会社を選びましょう。
依頼前にしっかりと見積もりを取り、比較検討することが重要です。
また、現地調査や見積もりは無料で行ってくれる会社を選ぶべきです。
現地調査と見積もりのポイント
現地調査では、損傷の状況を正確に把握してもらうことが大切です。
見積もり書には、作業内容、費用、工期などが明確に記載されているか確認しましょう。
不明な点があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めましょう。
悪質会社への対策
飛び込み営業や、不安をあおる営業トーク、不透明な料金体系、契約書を発行しないなど、怪しい会社は避けるべきです。
見積もりを比較し、口コミや評判なども参考にしましょう。
契約前に確認すべき事項
契約前に、作業内容、費用、工期、保証内容、アフターフォローなどを明確に確認し、契約書に記載されていることを確認しましょう。
不明点があれば、契約前に解決しておくことが大切です。
まとめ
下地補修は、建物の寿命と安全性を維持するために不可欠です。
ひび割れの幅や損傷の程度によって最適な補修方法が異なります。
信頼できる会社を選び、正確な現地調査と見積もりを基に、適切な補修を行うことが重要です。
会社選びでは、実績、評判、料金体系の明確さ、保証内容などを確認し、悪質会社に注意しましょう。
そして、契約前にすべての条件を明確に確認し、納得の上で契約を結びましょう。
早めの対応が、建物の状態悪化を防ぎ、費用を抑えることに繋がります。